暮らし方は常に自由でありたい。
私たちは空間によって機能が制限されるのではなく、その時の気分によって空間を選べることが豊かだと考えています。
ニュートラルな家とは、日々の暮らしを大切にし、常に自分が自分らしくあれる居場所がある家です。
①自然と共にある
(中庭や軒下など)「家」と「自然」の境界を曖昧にする場所があること。暮らしに自然の景色や光を取り入れて、季節や時間の変化を感じ取れること。
②居場所がある
家の中に、座りたくなる場所、外を眺めたくなる場所、昼寝をしたくなる場所など、様々な居場所があること。そして、気分によって居場所を選べること。
③日常である
特別でなく、何でもない穏やかな毎日の時間が幸せであること。天候や時間に左右されず、居心地良く過ごせること。
④常に未完である
家は脇役であり、住む人が主役であること。住む人が手を加えて、時代や家族の成長に合わせた暮らし方ができること。
⑤永く使える
いつの時代でも手に入る素材・工法で作ること。使う素材は、経年変化をして、味わいが増すこと。
大正5年。私たちは、茨城県真壁町で「篠屋材木店」として歩き始めました。その後、つくば市が学園都市を宣言すると同時に材木屋から工務店として「篠屋木材工業」へ。皆様からは相も変わらず「篠屋」と慕っていただき約100年が経ちました。
そして今「篠屋」から「SINOYA」へ。
新たに「ニュートラルな家」を軸に、家づくりを通して時代や環境によって変化する物事を柔軟に考え、常に最善案を考え続けていきます。
この機会に、SINOYAの考えをより深くみなさまに向けて表現するため、ヴィジュアル・アイデンティティ(VI)に関してもリニューアルを行いました。 私たちが「ニュートラル」と表現する柔軟な“視点”を家紋の「一つ目」をモチーフに表現し、外側の四角は「家」を、内側の四角は私たちが大切にしている「中庭」や「窓」に見立てています。左右に開かれた曲線は暮らしの風通しや心地の良い変化を、そしてSINOYAの過去・現在・未来の時間の積み重ねを表現しました。